新世紀エヴァンゲリオン第15話:海外の反応「加持の忠誠心はどこにあるのかな?」
「昨日、キール議長から計画遅延の文句が来たぞ。」
●冬月が「議長」から「遅延の」について苦情が来た事と、仕事が順調かどうかゲンドウに話すところで始まる。
ゲンドウは「アダムがよく育っている」事と「ダミー・プラグ」が進んでいる事に言及する。
これでダミー・プラグについて言及されるのは2度目だけど、具体的に何なのかは明かされてないね。
冬月はさらに謎めいた「人類補完計画」について憂慮する発言もしている。
●加持は京都の倉庫にいるね。
誰かが入ってきたとき武器を使う用意をしているという事は、命の危険を感じているように見える。
「16年前にここで何が始まったんだ?」という台詞が出てくるね。
加持は何をしているの?
「マルドゥック機関とつながる108の企業のうち106がダミーだったよ。」
●情報提供者が加持に語る。
「マルドゥック機関」(ヘリコプターの中でゲンドウと冬月が少し話していた)には京都に事業所がある108の関連企業があり、そのうちの106社が今までのところダミー企業だと確認されている。
だから「マルドゥック機関」は「補完委員会」(恐らく「人類補完計画」に関心を示しているからゼーレ)によって操られ、エヴァンゲリオン搭乗者を選んでいる。
これが第1話で「マルドゥックの報告書」が言及される理由だろうね。
●加持の忠誠心はどこにあるのかな?
それとも彼はこの全てに関する真実を知ったばかりなの?
「ねえ、父さんってどんな人?」
●シンジは翌日父親に会わなければいけないから悲しい。
彼はレイに父はどういう人か質問するけど、彼女は知らないね。
そして、彼は変な・・・ことを言う。
雑巾を絞っている間、レイが「お母さんみたいに」見えたと言うのだ。
何それ。
●「レイはお母さんみたいだ」という事に関して深読みしているのは私だけかな?
●↑エヴァンゲリオンに関することで深読みはできないよ。
シリーズを全部見たら、YouTubeでリツコの短いキャラクター分析を見た方がいいよ。
非情に細かくて些細な事が、番組全体を通してキャラクター描写や他のテーマに対するヒントに当てはまるのは異常だよ。
私の意見だけど、ディテールに対するこだわりは、エヴァと比較すると一般的なアニメでは及ぶものがないよ。
●↑そうそう、あと雑巾を絞っているレイにはちょっとフロイト的な瞬間があるね。
ペ〇スをにぎっているみたいな(あまりに深読みしすぎw)。
その前の会話は思い出せないけど、文脈的には意味が通ってた。
●↑それは日本のお母さんが雑巾を絞るというステレオタイプ的なやり方だと思うよ。
少なくともその場面から受ける印象はそうだ。
●↑私にはそれが何を意味しているのかは言えないな。
でもこれはエヴァだからね。
●↑庵野もフロイトが大好きだという記録があるから、多分全く意図していないわけじゃないよ。
「自分から一歩を踏み出さないと何も変わらないわ。」
●シンジが部屋にいると、ミサトは「お父さんに踏み出さなくちゃだめよ。」と言う。
シンジはすぐに「もちろん、わかってるよ。」と言い返す。
もう一度エヴァを見て、シンジのキャラクター批判がいかに首尾一貫していなくて、視点がずれているかに気づいたよ。
シンジに成長しろとか何とか命令する誰か―”基本的には「天元突破グレンラガン」におけるカミナとシモンの関係のようなもの—”が必要なのかのようにみんな振る舞っているけど、このケースには当てはまらないね。
シンジは前進する事等が必要だと分かっていて、努力もしてるんだけど・・・むずかしい。シンジがすぐに寝たふりをするところも好きだけど、ミサトは何度もそれを見たことがあるからだまされないね。
●↑みんながこの事を言うといつも厭な気分になる。
シンジは、カミナ的存在に罠にかけられたら崩壊するんじゃないの。
「僕は、あのとき逃げ出して、その後は来てない。」
●シンジの母は11年前に亡くなって、彼は第1話の3年前に家出した。
彼はミサトが話していた最初のステップを踏んだわけだ。
「この墓もただの飾りだ。遺体はない。」
●シンジの母ユイの墓参りしたとき、碇はなんでシンジに何も言わなかったの?
で、なんで、遺体がないの?
どこにあるの(ストーリーの欠陥)??
なんで写真がないの?
お母さんみたいだとシンジが言ったとき、なんでレイは赤くなったの?
碇はあの地下施設でレイに何をしようとしているの?
●↑ネタバレになるから、君が発言したことは何も説明できないんだけど、君はなんで(はっきりと)ストーリーの欠陥だと思ったの?
あの墓地は墓石として十字架があるけど、遺体が見つかっていない兵士と同じだよ。
現実でもよくあることだよ。
念のために言うと、あれはストーリーの欠陥と見なさないほうがいいよ。
ストーリーの欠陥というのは、まずシリーズを全部見て、あの場面に戻ってみたら説明されていなかったということだよね。
君が全部見終わってないのなら、謎めいたストーリーをストーリーの大きな欠陥と呼ぶようなものだよ。
●↑わかった。
説明してくれてありがとう。
「誰もやめろって言わなかったから。」
●すごく面白かったジョーク(楽器を演奏しているシンジ):
「先生に言われて始めた事だし。」
「じゃあ、なんで続けてたのよ?」
「誰もやめろって言わなかったから。」
笑いすぎて、動画をポーズしなくてはならなかった。
●↑でも、なんとなくやっているというのはシンジらしいよ。
彼は何をしたいか、なぜするのかを考える時でさえ迷いすぎちゃうからね。
それにこの具体的な引用は、彼がなぜエヴァを操縦し続けるのかも説明しているよ。
●↑これを見てちょっとキャラクターとしてのシンジにムッとしたよ。
彼は基本的に感情のループの中にいて、いつも自分がいる状況に踊らされている事に気づいているけど、文字通り何かするには遅すぎるぐらいになるまで、決して変わろうとしないんだよ。
だからこそ、いつも自己嫌悪の感覚があるんだろうけど、見てるとまだイライラするよ。
●↑うん、シンジは優秀なチェロ演奏家になる方法をフォレスト・ガンプ化してるね。
●↑この部分は実際、悲しくなったよ。
だって、シンジは自分が何をしているか、感じていようがいまいが、言われたことをいつもただしているだけだという事が示されちゃってるわけだからね。
●初めて見たときは、シンジにとってチェロを演奏することが、いかに重要か分からなかったよ。
でもシンジのキャラクターについてかなり分かったよ。
アスカ:「じゃあ、なんで続けてたのよ?」
シンジ:「誰もやめろって言わなかったから。」
これと同じロジックが、エヴァを操縦し続けることに繋がるわけでしょ。
誰も彼にやめろと言わないから、彼はそれを続けなければならない。
●性交と言えば、私が見たと思ってる物は正しいのかなあ?
加持とミサトは飲んだ後に暗い路地でセ〇クスしてる?
なんてこった?
●↑ワロタ!
見たとき私もそう思ったよw
でもミサトは姿勢から見てもただ吐いてるだけだと思うよ。
●↑ははは、私もだよw
私は何回か巻き戻して見直したけど、吐く声じゃなくて、全部セ〇クスしてる音が聞こえたよw
●ゲロした後の葛城とキスなんて、いいはずないよー
●↑私も同じこと考えてた。
でもしちゃうんだけどねー
「ねえ、シンジ。キスしようか。」
●アスカはなぜシンジにキスしたの?
何考えてんの?
注意を引くために生きているように見えるね。
頭にこないけど、とても14歳らしいね。
●↑ことエヴァに関する限りは、すべての事が説明されて、なぜキャラクターがそのように行動するか理解できるよ。
●↑それだとこれから説明されるの?
それとももう説明されたけど、見逃したかな?
●↑両方だと思うよ。
2回3回見た後に私はたくさんのことを拾い上げたよ。
数年経った今でさえ、前には気づかなかった色々なことを発見するよ。
年長者の役得だね。
●↑その通り。
数ヶ月後の再視聴が楽しみだよ。
●アスカはシンジのキスの受け入れ方がうれしくなかったんだね。
彼女はうんざりしたんじゃなくて、がっかりしたんだと思う。
2度見てわかったよ。
●↑賛成。
彼女の躊躇がそれを示してると思う。
●あはは。退屈だからキスね・・・
アスカはほんとにすごいよ。
●碇シンジはラッキーなやつだね・・・・
●ペンギンがただ通りすぎてワロタ!
「ラベンダーの香りがする。」
●アスカはシンジにキスして、シンジは窒息死しそうになる。
また、彼女は明らかに加持にのぼせているね。
その事は既に明白だったけど、加持に付いていたラベンダーの香りに対するアスカのリアクションで、さらに証明されたね。
これで思い出すのが、初期のスレッドで誰かがシンジがアスカを女として見ていると言ってた事だよ。
アスカは加持のラベンダーの香りを認識していて、このエピソードの前の方でミサトが、子供向きじゃないからとアスカにラベンダーの香水を使わせなかったからね。
●加持からミサトの香水の匂いを感じたアスカのリアクション・・・
彼女はちょっと失恋したみたいになってるよね。
エヴァが偉大なアニメなのは、こういう事がいたる所にちりばめられているからだよ。
●レイはテスト・チューブに入ってる・・・。
明らかに彼女もプロジェクトの一つなんだね。
●レイって一体何なの?
これが全部どう結びつく事になるのか全く分からないよ。
「やあ、二日酔いの調子はどうだ?」
●ミサトは加持を現行犯で捕まえる。
彼は二重スパイ、あるいは、ゲンドウがまだ自分を利用していると言っているから、三重スパイだ。
大きな秘密の曝露:アダムは第一使徒で、ネルフはアダムを所有している。
ロンギヌスの槍は彼を一か所に留めるために使われた。
ミサトはこれを全然知らなかったけど、リツコは明らかに気づいていたね。
「そう、セカンド・インパクトからその全ての要であり、始まりでもある……アダムだ。」
●今や2人のアダムがいるんだね!
第一使徒と最初の人間。
これは本当に面白くなってきた。
●↑何度も出てきたけど、3〜4回見直して、エヴァに関する台詞を何十回も聞き直して、やっとその名前の意味が分かったよ。
でもはっきりと出てきたら、もう一度繰り返さなくちゃいけないかもしれない。
でも確かに2話前に私が考えている台詞を言ったはずなんだけどな。
●アダムが使徒ではなく、人類発展のための胎児と見なされたのは全然意味がないとは言わないけど、確実におもしろくなってきてるね。
●↑「人類補完計画」のこと?
アダムの最初の登場を見るために何話か戻って見なければならなかったよ。
碇が「最初の人間」と記述していたのは、ミスリードだね。
●アダムが最初の人間だって言ってなかったっけ?
聞き間違えたのかなあ?
そうじゃないとすると、人間と使徒が関係があるということ?
そしてエヴァも?
エヴァって捕らえられた使徒なの?
だってアダムはレイのエヴァにそっくりに見えるんですけど・・・
「確かに、ネルフは私が考えてるほど甘くないわね。」
●2〜3回、別のシーンで、ミサトはネルフについて知らなすぎるとコメントしたことがある。
15話の最後に、彼女はその事に気づき始める。
彼女は多くのことを見逃していて、アダムを紹介する加持に対するリアクションはかなり大きい。
彼女はこれからより深い調査を始めるのかな?
●↑ 彼女が甘いとは言わないけど、私の意見では、彼女の使命は使徒と戦うことによって父の復讐をすることだ(った)。
彼女はその個人的な使命に盲目になっていたから、どんな疑問も抱くことはなかった。
彼女はパーティーの後で加持と話をし(アルコールは強い抑止剤だね)、自分が間違った理由で戦ってきた事に突然気づく。
それが転機になって、翌朝目覚めたとき、個人的な感情(のほとんど)をはっきりと克服して、正しい疑問を抱き始めたね。
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タグ:海外の反応, アニメ, 新世紀エヴァンゲリオン, ゼーレ、嘘と沈黙