新世紀エヴァンゲリオン第20話:海外の反応「ミサトが加持とフ〇ックしているシーンがあるね」


●前回の終わりのフラッシュバックから始まる。
エヴァは2つのことをしてる。
まず、使徒の内部にあったS2機関を食ったこと。
そして拘束具を外したこと。
今やエヴァはS2機関のおかげで「覚醒」した。

「エヴァ・シリーズに生まれいづるはずのないS2機関。」

●「エヴァ・シリーズ」?
エヴァのような「もの」をもっと計画してるの?
いずれにせよ、エヴァが自分でS2機関を作り出せないことは分かったし、エヴァがそれを摂取して、自分自身に取り込むなんて誰も考えたこともなかったんだね。

「碇、何を考えている?」

●事件全体にゼーレは怒っており、ゲンドウが実はゼーレとは根本的に違うという最初の証拠がやっと見れたね。
これ以前は、(ゼーレの目からすれば)ただのマイナーな失敗とゲンドウによる隠蔽だった。
しかし、ゼーレはこの事件を明らかに異質なものとして位置づけ、ゲンドウ自身のシナリオを実現するためにゼーレの計画をないがしろにしたとして、あからさまに彼を非難している。

●ゼーレを初めてちゃんと見るけど、基本的には委員会なんだね。
彼らは前回の事件を議論していて、彼らのシナリオになかったと明言している。
当分零号機と弐号機が使用不可能だという事や予算に関しても問題がある。
彼らのうちの1人がゲンドウにネルフを任せたのが間違いだったのではないかと言い、別の者は計画に必要だったと言う。
で、加持は三重スパイで、ゼーレ、ネルフ、政府のために働いているんだね。
はっきりとは言われないけど、重々しく示唆されていたよ。
ゼーレはシナリオが失敗した場合は加持を使うことを計画してるね。

「ああ、すべてはこれからだ。」

●ゲンドウは「すべてはこれからだ。」と言っているが、これは恐らく彼がもくろんでいる個人的なシナリオのことだろう。
これはゲンドウとゼーレの本当の闘争の始まりでもある。

「ケージに拘束。大丈夫でしょうね?」

●やたらと専門用語を使って、エヴァゲリオンの損害を見せてるね。
初号機はひどい有様になってるね。
でも、ゼーレはちょっとおもしろいことを言う。
「ゲンドウの首に鈴を付ける。」という比喩を使っているが、「鈴は鳴らなかった。」と指摘すると、直後に加持のカットになる。
加持は色々な情報をゼーレに流しているの?
以前ざっと見た限りでは、そう思わなかったけどね。
加持はまだすべての真実を探ろうとしているのだから、これは納得できないね。
彼はゲンドウの活動についてゼーレに警告するような位置にいるわけじゃない。
加持が「ゲンドウの首に付けられた鈴」だと示唆されたわけではないと思うね。

たぶん鈴は冬月だよ。

●初号機は修理されているけど、私は全然期待していなかったな。
なぜかS2機関は停止しているようだ。
あの気持ち悪い目……。
もう一度疑問が出てくるよ。
エヴァとは本当は何なのか?
リツコだけが、それは人間が自分自身のイメージで創造したものだと言うことができる。
神を演じているのだろうか?
また後でエヴァとは何かという疑問に挑戦してみよう。

●まるで、前回のラストシーンがあまり気持ち悪くなかったかのように、初号機が包帯で覆われているのが見える。
しかもシンジはエヴァの内部にいない。
シンクロ率が400%になったので彼の体は初号機の内部で消滅したんだ。
これって前にも起こりそうになったよね。

●初号機をどうやってまた所有下においたんだろう?

●全てのアニメで一番魅力的な笑顔だね。

●↑それちょっと怖かったよ。

●↑ちょっとムジュラの仮面の月のように見えたよ。

「しかし、ご子息を取り込まれたままですか?」

●加持はゼーレに対して、注意深くカードをプレイしているゲンドウに、シンジがエヴァンゲリオンの内部にまだとらわれていると指摘しているね。

●おもしろい展開になったね。
シンジは消えたけど、彼のプラグスーツはエントリー・プラグのLCLの中に浮かんで残っている。
リツコは腹が立つほど、正確には何が起きたのか、エヴァンゲリオンとは何なのかについて曖昧だから、ミサトはまた彼女を平手打ちしたね。


●とても良いエピソードだったね。
第16話ととても似ているけど、もっと変だった。
ところで、1つ気づいたことがある。
前回でシンジはプラグスーツなしでエヴァに乗って戦ったはずだ。
この回では彼のプラグスーツがエントリープラグ内部に出現してるね。

●↑うん、それは制作ミスだね。
漫画では直ってるよ。

●↑記憶が正しければ数少ないプロットの穴の1つだよ。
よく気がついたね。

●↑プロットの穴とは呼びたくないな。
むしろ制作ミスだよ。
漫画で見たけど、正しく修正されていたよ。

●「2日目」の短い要約で、レイがまだ生きている事と、アスカが怒っている事が示されるね。

●アスカはシンジに負けたことに怒ってる……
何言ってんだ、こいつ。
馬鹿女、シンジは消えたんだよ。
で、あんたは彼に負けたことを怒ってるわけ?
大人になれよ、本当に。
シンジが陥っている(存在していない)本当の状態について彼女が知らなかったことが明かされるといいなあ。
じゃなかったら、私の中で彼女がとてもかわいい人になってしまう。

●レイは病院で、生きていることに驚いている。
一方、アスカはちょっと癇癪をおこしてるね。

●シンジはまた内心の独白をしていて、自分の敵について考える。
つまり使徒。
実は見くびっていたが、彼にとっての唯一の敵は父親だということに思い至る。
この内心の独白の中で、レイに語りかけ、人の役に立つには使徒と戦わなければならないと決心する。
エヴァを操縦することで褒められたいんだね。
父親に誇りたいんだ。
彼の心は、優しくされないと折れてしまう。
実際は性的な対象としてミサト、アスカ、レイを空想しているし、彼には接触が必要で、愛される必要がある。

●シンジはなぜ戦うのかを理解する事は変な事なのかと自問するね。
また、庵野がエヴァを通して話しかけてきてるのかな?
シンジは自衛のために戦うのは当然だと正当化するが、別の種類の敵に直面する。
ゲンドウだ。

「そうだ。僕はエヴァを知ってた。」

●シンジはネルフに来る前から、エヴァが何なのか知っていたと曝露する——あるいは気づく?
すごく速くいくつかのシーンがパッパッと流れるけど、重要な暗示があるね。
母と父から逃げ出したのは本当にシンジなのか、むしろ逆じゃないの?

「サルベージ計画の要綱……。」

●基本的にシンジはプラグスーツの内部で焼却されたけど、なぜかまだ生きている。
彼の身体を再構築して、魂をそれに固定しなければならない。
魅力的なSFものになってきたね。

●シンジはLCLの中で生命のスープになったんだけど、魂はまだそこに残存している。
リツコはシンジを救う計画を練り、1ヶ月後に始動する。

●リツコのおもしろい会話、良い質問がある。
一体一ヶ月でこのすべてをどうやって解決したのか、リツコは極端におもしろい答えを出してくれる。
10年前の実験で何があったのか、このようなことで誰かを実験したのかという疑問が起こってくるね。

「それは僕がエヴァのパイロットだから。」

●心のフ〇ックな夢のシーンが続く。
ここで彼自身に関する本当に痛い質問がされるね。
彼はエヴァンゲリオンを操縦しているから、人々は優しくしてくれると結論づける。
人類が滅亡するかという背景があるから、状況が変わったことは理解しているけど、ここには死や怒りとかがないにもかかわらず、私にとっては本当に悲しいシーンだよ。

なぜなら、シンジは自分らしくできないし、他人から愛されてないと感じていることを示唆しているからね。

彼は彼らしくいなくてはいけなくて、さらに他人から受け入れられ愛されるために、エヴァンゲリオンを操縦しなければならない。
哲学的で説教臭いことをすべて受け入れるという事ではなくて、自分らしくしなければならなくて、さらに他の事(運動が得意、すごく頭が良い、おもしろい、音楽が得意、ルックスが良い、エヴァンゲリオンを操縦するなど)が必要だと感じている人って、普通はすごく孤独で、付き合うのが難しい。

庵野が意識しているのかしていないのかわからないけど、これがエヴァンゲリオンのキャラクター全員におけるテーマだよ。
彼らは自分らしくいようと努力するだけじゃなく、自分自身と他のことまで求めている。
彼らは自分らしくする事に加えてさらに、自分たちのアイデンティティの中にコード化された不自然なことを求めるから、健康的な方法で交流はできないよ。

「ねえ、シンジくん。私と一つになりたい?」

●ミサト、アスカ、レイが裸で、自分たちと1つにならないかと彼に訊くシーンは、私自身理解できたのか分からないな。
シンジの側からの性的な妄想にすぎないかもしれないね。

●↑うーん、私の見方はこうだよ。
発達の口唇期の段階は(たぶんより正確には)「依存段階」と呼ぶことができた。
この段階の間、子どもは母乳で(このエピソードでそんなシーンがあった)、自分と母親の区別がつかないし、母親を文字通り自分の一部と考えていて、分かれるときに不安を経験する。
精神分析は人間の振る舞いを説明する形式としてもはや古すぎるよ。
しかし、庵野がしようとしたことはこんなものだ。

シンジはあたかも全体の一部であるかのように、あたかもある日自分の片割れを見つけて、最後に完成されるかのように自分の人生を生きている。
彼は無意識に依存段階で引っかかっている。
彼は子どもが母親にするように、自分の幸福についてあまりにも他人に頼りすぎている。
この段階にいる人はしばしば異性の快適さを理想化し、愛情を受けることが自分の依存欲求を満たす事と同じ効果をもつと考えている。

しかし、この人物にとって思考は現実より力強い。
この意味でシンジは自分の人生における女/女子を空想し、彼女らは自分と一つになりたいか訊くんだよ。
彼女らは文字通り、母親になってほしいかをシンジに訊いているのであり、これによって彼の自己が完成される。
彼はついに、最初に母親と経験した「全体」の2つの部分になれた。

「それはとてもとても気持ちの良いことなのよ。」

シンジが経験するビジョンは純然たる無意識の欲望と恐怖であり、意識に現れてきたものなんだ。
彼はそうしたものを、気持ちがいいとも悲惨だとも感じている。

口唇期(こうしんき):ジークムント・フロイトが主張する5つの性的発達段階の中で最初の段階。
口は最初に経験する快楽の源で、生存のためにある。
赤ん坊は本能的に吸う。
口から満足を得ることで、赤ん坊には信頼と楽観的パーソナリティが発達する。
時期については諸説あるがおおむね出生時から2歳までとされる。

「だめだわ。発信信号がクライン空間にとらわれた。」

●「クライン空間にとらわれた。」
まずディラックの海、次にクライン空間?
この番組には、通常の宇宙時間の連続体からアクセスできる特別な次元空間が色々ありすぎない?

●外部で、リツコと同僚がシンジの体を戻そうと苦労してるけど、うまくいくようには思えないな。
シンジが戻りたいのかまだ確信していないからね。
母親の最後の記憶があり、ゲンドウが(男の子ならシンジ、女の子ならレイで)どちらの名前になるか言った後、シンジはようやく体を取り戻して初号機から出てくる。
プラグ内の匂いがお母さんの物だったと気づいた後にね。
シンジは無事だったね。

●シンジは自分の母親がエヴァンゲリオンの内部にいることを発見し、エヴァンゲリオンの中の一番奥の空間にいる彼女に向かって漂っていくように見えるね。
これにより彼がエヴァンゲリオンの内部の別の場所から逃げることができた。
彼がディラックの海にいた間に見たエヴァンゲリオンの中の母親の幻覚は、実は完全な幻覚ではなかったんだね。

「男だったらシンジ、女だったレイと名付ける。」

●つぎにおいしいところがあるよ。
ゲンドウとシンジの母であるユイの会話があるんだけど、たぶん妊娠している間に交わされたものみたいだ。
ゲンドウは子供が生きていく世界について心配していて、これに対してユイは「生きていければどこでも天国」と答える。
彼女はゲンドウに子供の名前はどうしようと質問すると、彼は男の子ならシンジ、女の子ならレイと言う。
これは大きいね。
これでゲンドウのレイに対する振る舞いがかなり説明できる。

彼が彼女の父親というわけじゃなく、初号機がレイを拒絶したとき、ゲンドウは彼女が拒絶されたのではなく、自分が拒絶されたと言ったね。
この後さらに続くよ。
とにかくオープニングにある青い炎が見えて、次にそれは赤に変わり、次に青と赤の両方が出てきて、赤が光るとシンジが床に裸で寝ているのが見えて、初号機のコアが光っているね。


●じゃあ、レイの苗字も碇なのか。
でもシンジが彼女と同い年ぐらいだから妹には見えないし、半分がシンジの記憶だから、このエピソードは議論するには難しいね。

●↑この時点で彼女のフルネームはすでに出てきているよ。
彼女の苗字は綾波、綾波レイだ。
綾波が本当に彼女の苗字なのかとか、本当は碇じゃないのとか訊きたいなら、私は分からないとしか言えないよ。

●リツコはシンジが戻りたいかどうかは本人次第だと言っているように聞こえるんだけど。

●シンジはコアを通して、肉体を取り戻したね。
彼の誕生をミラーリングしたのかな?

●↑ものすごいネタバレだけど、彼の母親は初号機だから、それはかなり確かだよ。
エヴァのコアは子宮だという理論もあるよ。

●↑正直言ってなんか偶然に感じたんだけどね。
ミサトが空のプラグスーツを抱いて泣いていると、シンジが突然ポンっと出てくるね。
モンティ・パイソンの「ミーニング・オフ・ライフ」のシーンで、カトリックのお母さんが料理を作りながら無頓着にポンっと出産するみたいに。

ミーニング・オフ・ライフ:『人生狂騒曲』(じんせいきょうそうきょく、Monty Python’s The Meaning Of Life)は、1983年に公開されたモンティ・パイソンの4作目にして最後の映画。
前3作品と異なり、この映画のみ日本では劇場未公開。
パイソンズ全員がグループとして製作した最後の作品である。

●↑私の解釈では、ミサトが「シンジを抱いて」彼を失ってから、彼の事を受け入れて泣いていた時がその時だったんだよ。
あの時点で、シンジはまた存在したいと決めたんだよ。
シンジの体と魂が存在するべく戻って来たのは、彼がそうしたかったからだ。

「初号機の修復作業、明後日には完了するわ。」

●おかしいね。
だって、終わり付近の車の中でかかっているラジオ番組で、フロイト理論はもはや正確とはみなされないと言っているところがあるんだけど、この番組全体はその理論だらけだ。
実際、エピソード全体が描いているのは、「自我」が文字通り分解されて、肉体的に分解されたままのシンジなんだ。
フロイトは全世界的には誤りだけど、密かに正しかったってこと???

●リツコとミサトのシーンはおもしろいけど、もっとおもしろいのは彼女らの背後のラジオで繰り広げられる会話だ。
口唇期について話しているんだよ。
これは心理学で、フロイトによれば心理的性的発達の最初の段階で、通常子どもが21ヶ月になるまで続く。
赤ん坊についてのユイとゲンドウの会話の間に何が見えたのだろう?
そう、お母さんから授乳される、恐らくシンジと思われる赤ん坊だ。

「煙草、まだ吸ってたんだな。」

●すべての試練が終わるとすぐに、ミサトがオフで加持とフ〇ックしているシーンがあるね。

●↑予算カットシーンだけど、できることはそれほどなかったんじゃないの。
彼らがセ〇クスしているところを見せるつもりはなかったのかな。

●↑エヴァの予算カットシーンの殆ど、何も見せないか、ほんの少しの物をとても力強く見せるように扱っているよ。

「こんな時に、もう。何?」

●苦しい予算カットのシーンの後に、加持が薬のカプセルみたいなものをミサト渡すシーンがあるね。

●ミサトはさらに加持から情報を得ようとするね。
しかも彼とフ〇ックもするんだけど。
まあ、良い方法だけど、さし当たって何も得られない。
小さいカプセル以外は。
プレゼントなんだね。

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