新世紀エヴァンゲリオン第24話:海外の反応「カヲルは無条件の愛を体現している」
●ロリ・アスカが走ってきてお母さんが部屋で首を吊っているところを見つけるというスーパー・ハッピーな楽しい時間ではじまる。
どどーん、ちっ。
●すぐにアスカは加持が死んだと聞く、スーパーハッピーな楽しい場面に続く。
どこかの田舎の掘っ立て小屋に行って、恐らくバスタブの中で手首を切ってるのが見える。
彼女は緊張症の状態で、ネルフの職員が彼女を保護しに来る。
●アスカは完全に壊れてしまった。
彼女は廃屋の中の水のないバスタブに入っている。
7日間も消えていたんだから、事実上逃亡したんだね。
●シンジは加持が死んだと言い、アスカは深く深く沈んでいく。
彼女は弐号機を投げ出して、7日間行方不明になる。
後で、病院のベッドで意識が朦朧とした状態になっているみたいだ。
色んなことがうまくいってないみたいだね。
「で、今日、アスカの代わりのフィフス到着。」
●ミサトからアスカの代わりが今日到着するというニュースが出て来る。
すべては「あまりにも完璧」だ(恐らくすべてが文字通り陰謀だからだ)。
いずれにせよ、新しいキャラクターが登場するのが待ち遠しいね!
●ミサトはこんなに早くフィフス・チルドレンが現れるなんて都合が良すぎると考えているんだけど、ちゃんとした理由があるよ。
彼女と眼鏡くんはすばやく調査を始め、後でリツコの独房に押し入りさえする。
「猫が死んだんです……。」
●リツコは監禁されているのだと思うよ。
あと、「私の体を好きにしたらどうです?」は、彼女がゼーレによってレイプされたという私の説に合致する(だけど、これには苦しいところがある。例えば、ゼーレのメンバーが今ではモノリスとしてしか現れないこととか)。
●シンジはレイと自分の母について理解しているね。
リツコも鬱状態だが、ゲンドウは全然彼女を労わない。
彼が訊いた唯一の事は、なぜダミー・システムを破壊したのかということだ。
●リツコとゲンドウの対話はすごくおもしろい。
彼女は自分の愛の比喩として猫を使っていると思うな。
あと、ゲンドウがなぜダミー・システムを破壊したのかと尋ねたとき、彼女はレイを破壊したと言うね。
これは文字通りだと思うよ。
つまり、ゲンドウはダミー・プラグを見ていて、リツコはゲンドウの死んだ妻を見たんだよ。
シンジはレイと自分の母についての真実を知っていて、父が一体何をしているのか不思議に思っている。
シンジ、君だけじゃないよ。
後に、彼はアスカについても不思議に思っていて、何も話すことがないと思い直す。
トウジやケンスケが家を失って去ったので、彼には友達がいないんだ。
彼がアスカ、ミサト、母に自分はどうすべきかを尋ねるのはおもしろいね。
彼女たちは、あの瞬間に彼が大事に思っている人生における3人の女なんだけど、それぞれの理由でだれにも行き着けないんだ。
●シンジは最低の状態に落ちている。
アスカがどこにいるか手がかりもないし、友達はみんな去ってしまって、ミサトはボロボロだし、ネルフの職員達ですらボロボロだ。
彼は市の洪水が起きた地域の岸辺に行き、そこでカヲルに会う。
カヲルはシンジにかなり優しく、良い第一印象を与える。
●シンジはまたもや逃げ出しているみたいだけど、当然だよね。
すべてがバラバラになっちゃったんだから。
アスカはいなくなり、レイは怖いし、ミサトに助けてもらうには今や距離がありすぎるし、友だちは皆去ってしまった。
彼は孤独、絶望的なほど孤独だ。
でもそこに、天国から天使が現れるように、カヲルが救いにやって来るんだ。
2人はすぐにぴったりと寄り添う。
シンジはカヲルに魂を吐き出すのに、カヲルは引き替えに何も要求しないんだ。
カヲルは包括的で無条件の愛を体現していて、シンジは常にそれを望んでいて、手に入らなかったものだよ。
●12月24日に(ファンが作ったエヴァの進行表、ネタバレ )、渚カヲルがベートーベンの第九をハミングしながら登場する。
この曲は日本ではクリスマスによくかかるんだよ。
「マルドゥックの報告書もフィフスの件は非公開となってます。」
●フィフス・チルドレンに関する事実は謎だ。
マルドゥックの報告書は極秘にしており、彼は直接ゼーレによって送られた。
あと、彼の誕生日はセカンド・インパクトの日と同じだよ。
●シンジはフィフス・チルドレン、渚カヲルに合う。
カヲルは自分が「仕組まれた」子供たちの1人だと言うんだ。
彼はセカンド・インパクトの日に生まれた。
彼らの交流はすべてがおもしろい。
カヲルはシンジに対して遠慮のない関心を示している。
彼が本当は何なのかという大発見の前にいくつかのヒントがある。
レイと話したとき、彼は自分たちが同じで、両者ともリリンの姿になっていると言う。
その前に、最初にシンジに会ったとき、音楽はリリンの最高の発明の1つだと言う。
どちらも、湖で話しているシーンで、彼は天使か悪魔のような生物の彫像の上に座ったり、立ったりしている。
ゼーレがカヲルと話したとき、彼はまたもや自分のことを取り上げない。
もっと後で、零号機を操るときに、彼はそれをアダムの分身、リリンのしもべと呼ぶね。
「君は僕と同じだね。」
●あと、カヲルは他人を「リリン」と呼ぶ。
彼はレイに話しかけるのだけど、その間、彼は「お互いにリリンと同じ形に行き着いた。」と言うよ。
何?
「いや別に……。そんなつもりじゃ……。」
●カヲルが自分を待っていてくれたのかと尋ねるとき、シンジはひどく赤面するよ。
●たった1つのエピソードの中で進展する、カヲルとシンジの関係は恐らくアニメの中で最も有名だよ。
カヲルはすごく直裁にシンジと仲良く(閉じているみたいに)なろうとする。
彼を愛しているとさえ言うね。
「間もなく最後の使徒が現れる。それを消せば願いがかなう。」
●ゲンドウはアダムと思えるものを右手の平に移植しているね。
これには疑問が起こるな。
アダムがまだ胎児の姿でいるなら、セントラル・ドグマで十字架にかかっているものは何だ?
●最初、ゲンドウは2人目のレイを救ったときの火傷を隠すために手袋をしていたけど、今や、アダムを隠すために手袋をしているね。
自分へのメモ:いつも手袋をしている人を絶対に信用しないこと。
●なんてこった。ゲンドウの手にあるのはアダムなんだ。
彼が初号機にする話し方は、ユイの魂をもっていることを確信させてくれるね(うすうす感じてはいたけど、でもショックだ)。
あたかも共謀者の1人であるかのようにね……気味が悪い。
「だから明日からは洞木さんちのお世話になるのよ。」
●いやだよ、ペンペン(T_T) かわいそうなミサト、ペットを手放すなんて……。
「そこにある希望が現れる前に、箱を閉じようとしている男がいる。」
●「そこにある希望が現れる前に箱を閉じようとしている男がいる。」
推測するに、出来事の連続はゲンドウによって始められたと想定されていて、その完成にはロンギヌスの槍が必要なんじゃないかな。
ところがゲンドウはこの連続を、ロンギヌスの槍の処理によって「途中で」止めているんだよ。
●ゼーレとカヲルの対話の間、彼らは彼らの(ゼーレの)1人ではない男がパンドラの箱を開け、閉めようとしたと言うよ。
人々の心の中にある希望についての話になり、今や希望は人類の先祖であり黒き月の偽の継承者リリスと、使徒の先祖であり白き月の継承者であるアダムの形をなぜか取り始めている。
でも、ある神話においてリリスはイヴが造られる前の最初の女性、罪を犯して死んだ女性と見なされているんだよ。
彼女の子ども、リリンは資料によれば、悪魔、特に夢魔、そして/あるいはヴァンパイアとみなされている。
エヴァにおけるリリンは人間そのものなんだよね。
「我らの願いを」
●カヲルが他人を「リリン」と呼ぶのは、「リリス」と呼ばれる存在が人類の祖先だからで、これは「黒き月の偽りの継承者」であるとも非難されている。
でも、「黒き月」とは何を指しているのだろう?
アダムは使徒の先祖で、「失われた白き月の真の継承者」なんだ。
「黒き月と白き月」って何だろう?
●このエピソードではゼーレが登場する間、たくさんの事がわかる。
実は、アダムの体はゲンドウに蘇生されているが、カヲルはアダムの魂なんだ(この最後の部分が彼の実際の魂なのか別のもっと抽象的な意味なのかはこの時点ではわからないけどね)。
あと、彼らはカヲルが何度もしているように、人間ではないと主張する。
もはや使徒のパワーは必要なく、最後の第17使徒カヲルを送り込んだと言及している。
ゼーレが使徒を送り込んでいたとしても驚かないよ。
つまり、彼らはアダムが使徒の先祖だとはっきり言うけど、前回わかったことはアダムが人間が造ったものだということだよ。
あと、彼らは初号機には役割があると言うけど、具体的なことは何も言わないね。
●2人のアダムがいるわけじゃないんだ。
そうではなく、アダムとリリスがいるんだよ。
カヲルは人間をリリンと呼ぶ。
これは使徒が人間をそう呼んでいるのか、あるいは人間が使徒のようになっているのだろうか?
あと、月も2つある——白き月と黒き月
私が推測するに、これらは南極と第三新東京市の地下にある巨大な洞窟じゃないかな。
今までのところこの2つだけが巨大な球状のものだからね(第7使徒を除けば)。
使徒はアダムに由来するのだから弐号機もそうだね。
●↑アダムが第1使徒で、リリスが第2使徒なんだ。
リリスの到着がファースト・インパクトを起こし、月とアダムの冬眠を造りだした(後半については不確実)。
シリーズを通して、レイとリリスの関係はレイと月を見せることによって示されていて、特にはっきりわかるのがエンディングだよ。
セカンド・インパクトは人間(えー、ゼーレ)によって起こされたのであり、死海文書の預言通りにアダムの目覚めを遅らせようとした(そして成功した)。
これはロンギヌスの槍によって実行され、アダムを胎児の状態にまで「リセット」したんだけど、その前に巨大なアンチATフィールドが放出されて、多くの人間を殺してしまった(すでに知られていた事が起こった)。
カヲルもこの時に創造されたんだ。
「恐らく最後の使者。」
●アダムの魂はカヲルに宿っていること、そしてアダムの体はゲンドウと共にあることがわかる。
これはゲンドウの右手の平に移植された胎児を指している。
ミサトはかなり遠くからカヲルを盗み見ているが、彼はなぜか彼女を見ているようだ。
ミサトはフィフス・チルドレンについての情報を得るためにリツコと対面し、彼女はカヲルが「最後の使者」だと言う。
●次にカヲルが事実上コマンドで弐号機を起動し、その上に浮かび上がるカットになる。
シャフト内での初号機と弐号機に戦闘中に、カヲルはすべての人間がATフィールドを持っていて、これが彼らの自己をはっきり分け続けていると明かす。
●カヲルはシンジに、エヴァがアダムから作られ、自分と同じものだと説明する。
彼にはATフィールドがあるんだけど、確認するまでもなく使徒だ。
●↑ええっと、カヲルがこのエピソードで説明しているように、実は誰もが自分のATフィールドを持っているんだけど、別の正体不明のATフィールドが現れたと言い、レイが映るんだけど、彼女も持っているということだよね。
でも、彼は間違いなく最後の使徒だよ。
●カヲルはなぜかエヴァ弐号機とシンクロできる。
アスカが使っていた同じコアでも。
「初号機による遂行を願うぞ。」
●実際、カヲルはゼーレと話している。
彼は一種の二重スパイで、老人たちのために働いている。
カヲルはアダムの入れ物だから、ゼーレはサード・インパクトを起こすために、彼とリリスを一体化したがっているんだ。
リリンの計画に従って。
●ゼーレはカヲルをだましたね。
彼らが「今や初号機による遂行を願うぞ。」みたいな事を言っていたのに気づいた?
ゼーレはカヲルがセントラル・ドグマで何もしないことを知っていたんだよ……
まあ、「何も」ではないけど(「エンド・オブ・エヴァンゲリオン」を待て)。
「初号機の信号が消えてもう一度変化があったときは……。」
●ミサトは最悪の事態になったらその場所を自爆させることを望んでいて、日向も同意しているみたいだ。
「リリス?」
●人類の先祖であるリリスが、ターミナル・ドグマで十字架にかけられているものなんだ。
これでカヲルが心変わりしたように見えるね。
●ベートーベンの第九(「喜びの歌」)がこのシーンをもっと力強くしてるね。
カヲルはもちろん、使徒で、リリスがいるセントラル・ドグマに弐号機とともに向かう。
「自らの死、それが唯一の絶対的自由なんだよ。」
●おもしろいことを付け加えておく。
カヲルはタブリスと分類されるんだけど、タブリスは自由意志の使徒なんだ。
彼の自由意志とは、生きることではなく死ぬことを選んだという選択だ。
そして彼も言っているように、それは恐らく唯一彼が持っている(彼の)自由だった。
●カヲルは最も進化した使徒だよ。
人間であるかのように完璧にカモフラージュしていただけでなく、人間の文化や性質、特に苦痛、悲しみ、孤独というテーマに関心を示していることもだよ。
だからこそ彼はシンジにあんなに好かれるんだ。
●次に、最も強力な予算節約のカットが、カヲルをつかんでいる初号機で行われるよ。
シンジは全シリーズの中で本当に愛した唯一の人物を殺さなければならない。
彼はカヲルに心を開いたのに、一種の裏切りが行われたんだけど、人間的な交流に対してシンジが「手出ししない」アプローチを促さざるを得ないよ。
●シンジの恐怖に対して、ミサトの恐れはカヲルという形で正しく証明される。
ベートーベンの第九交響曲第4楽章の比類ないサウンドとともに、ターミナル・ドグマを降りていく。
彼は最後の使徒で、すべての中で最強で、シンジだけが彼を止められるんだ。
シンジは最初それを信じず、信じようともしないが、彼のショックは気持ちを裏切られたことに対する怒りに代わる。
彼は心を開いたのだけど、カヲルがそれを踏みつけたんだ。
シンジが乗っ取られた弐号機と戦っている間、カヲルはATフィールドが何かについて詳しく説明するが、シンジにとってそれは意味がなく、彼は怒りとみじめさで理解する姿勢を奪われている。
最後にターミナル・ドグマにいるリリスと対面した後、カヲルは自分が生きると人類が死ぬから死なせてくれと頼む。
シンジを酷使するのは冷酷なことだし、シンジは取り乱す。
彼に無条件の愛を示してくれた唯一の人物の運命、人類の運命は初号機の手の中にある。
彼の手は常に彼の行動/無為の象徴だったね。
●エヴァもカヲルもセントラル・ドグマに着く。
もう1つのATフィールドが現れるが、もう1体の使徒が見えない。
代わりに見るのはレイだ。
地下でカヲルが発見するのはアダムではなくリリスだった。
なので、彼はみんなが全滅するのを避けるために、自分を殺す決心をシンジに委ねる。
彼は生きる決心をシンジに委ねる。
そして、アニメを見ている人が初めて自分のビデオが固まったんじゃないかと考えるシーンになる。
初号機が長いことカヲルを手に持っていたけど、最後に彼を潰すんだ。
●このタイプの使徒が来るとは思わなかったよ。
カヲルがいかに印象的かということは強調しきれないよ。
カヲルとシンジ2人が「くっつく」にせよそうでなくても、彼はシンジにとって重要だよ。
彼を殺す?
なんてこった、憐れなシンジの魂を壊すつもりなの。
あの一時停止はすごく変で、気持ちの悪いものだよね。
みんな予算節約とか言ってるの?
それについてもっと聞きたい気がするよ。
●主要な資金源の1つが制作が終わるにつれてお金を引っ込めたのもあると思うよ。
だから彼らは望み通りにシリーズを終えることができなかったんだ。
●数話前にも、レイとアスカがエレベーターにいるシーンで長い静止画があったことを思い出したよ。
予算をやりくりするおもしろい方法だし、ちょっとしたテンションを作り出せるね。
●↑初期のエピソードに戻っても、ミサトが駅に到着したときのシンジの静止画も同じぐらい長いよね。
●シンジのリアクションは完全に普通だよ。
この時点で彼が持っていた全てが奪われてしまった。
最悪なのは、彼が自分の手でカヲルを殺してしまったということだね。
これは両義性の別の例であり、トウジに起きたこととは正反対だね。
彼はカヲルを好きだったけど、エヴァンゲリオンのパイロットとしての義務を果たさなければならない。
アスカ、リツコ、さらにはレイのように、シンジには生きるモチベーションがないか、幸福の源が残っていない。
彼の鬱状態はほとんど最低のレベルまで行ってるね。
しかもミサトはそれを改善できない。
最後に彼女が言うことは本当かもしれないけど、ポイントがずれてるよ。
「僕なんかよりずっと彼の方がいい人だったのに。」
●最後にシンジは初めてカヲルに愛されたので、自分が生き残ったことを後悔していると言うね。
だから、2人の出会いはシンジにすごく衝撃を与えたと思うよ。
自分を愛してると大っぴらに言った最初の人がすぐさま彼を裏切ったんだもの。
それは傷つくよね。
ミサトはシンジが間違っていると言う。
カヲルは生きる意志を失ったのだから、彼は生きるに値しないんだ。
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