新世紀エヴァンゲリオン第4話:海外の反応「最悪のチルドレンだよ、ベストなチルドレンだってばwww」
「あいつ、今日もズル休みするつもりかしら」
●ミサトはシンジが完全に学校をサボっていることをひどく気遣っているようだね。
でも、この世界で学校ってそんなに大事?
彼はただエヴァンゲリオンを操縦することだけに集中すべきでは?
●シンジの部屋のネームプレートはおかしいけど、ミサトが彼をちょっとオモチャみたいに扱っていることがわかるね。
彼女は本当は良い母親キャラではないんだね。
●電車に乗るシーンはすごいね。
シンジの心がむなしくなっているのが分かるよ。
「秒速230メートルで接近中!」
●これは、メカ・アクション物がほとんどがしない、あるいはあまりしない、感傷的な幕間といった趣のあるアニメだね。
内容に絶対的自信があって、視聴者に無理矢理アクション・シーンを見せたりしないんだと思うよ。
興味深いことに、これはシリーズの中で、庵野秀明が共同でも脚本を書いていない唯一のエピソードだ。
映画館の中でカップルがイチャイチャするのをシンジが見ているシーンが、いつも気になってしまう。
視線がじっと注がれ、表情がこわばる様からは、彼が何を考えているのか全然分からない。妬ましいのか? むかついてるのかな?
●↑それは彼に対してあまりにも断定的だよ。
恐らく彼が自分ではそんな経験ができないだろうなと考えているのかもよ。
●↑最後の4つのガンダム・シリーズはシリーズの初期に戦闘がなくて、キャラクター展開をしてた。
今のメカものはシンジのペルソナを使わないだろうな。
なぜならシリーズが成功しないだろうから。
キラ、刹那(フリット、アセム、キオ)など全員がキャリアの最初に、周囲のものを守るためにマシーンを操縦することに同意している。
メカ物にシンジ・タイプの主人公は必要ない。
●↑それらの全員がポスト・エヴァンゲリオンで顕著だね。
あと、メカ物にシンジ・タイプの主人公が必要ないという事実こそがまさしく彼が存在する理由だよ。
●映画館では「世界が沈む……」みたいな題名の、セカンド・インパクトに関するドキュメンタリーがかかっているみたいだね。
それ観たいなあ! エピソードの間に2回、本当に静かな挿入曲がかかるみたいだけど、後でもっと大きな音で聞いてみようかな。
●↑私にはドキュメンタリーというよりも陳腐なパニック映画に見えるけど。
「でも私たちはエヴァの操縦を14歳の子供たちに委ねざるを得ないのよ」
●リツコはミサトに「エヴァを操縦するのには14歳の子を使わなければならない」と語るね。
●↑そう。でもなぜかは言われないんだよね。
●アホな相田は田舎で1人で戦争ごっこをしてるね。
相田がシンジに向かって「フ〇〇〇〇ク!」と叫んだときシンジの心中に何がよぎったのか分かるよ。
何てこった。
相田はテントに本物のライフルとか黒板とかを持ってるみたいだね。
軍事行為の性質に関する崇高さという相田の常軌を逸した妄想描写が好き。
事実、番組の多くの視聴者が相田の姿勢に共感し、シンジの状況に対して相田と同じ立場をとるから、おもしろい。
つまり、シンジが巨大「ロボット」を操縦して、綺麗な女性といっしょに住む「機会を得」ているから幸せに違いないというわけ。
シンジは命の危険があるのに、ミサトは彼の気持ちを全然考えていないということがあるのに。
相田は妄想が激しいのと同時に、シンジと本当に会話し、ポジティブに彼と交流する(ミサトを除けば)このアニメで唯一の人物であり、ちょっとした料理もふるまって、テントに泊めてあげたりさえしている。
シンジを保護するために来たネルフの諜報部は相田にとっては目から鱗の経験だったんじゃないかな。
「エヴァンゲリオンのパイロットになる機会を得る」から「エヴァンゲリオンを操縦しなければならない」と見方が変わるわけだ。
●↑相田はシンジにまがい物の銃だって言ってるけど、黒板は本物だし、相田は本物の軍事オタクだと思うよ。
「碇シンジくんだね?」
●シンジはみんなやミサトが気づく前にどれくらいの間いなかったのかな?
彼は家出したんだけど、誘拐された可能性もあったわけでしょう。
怪我をしているとか、迷っているとか。
●↑間違っているかもしれないけど、彼が連れ戻されるシーンを見ると、常時尾行されていたみたいなんですけど。
完全に姿を消しているわけではないけど、たぶん背後からそっと。
彼が到着する前から微に入り細を穿ち、ずうっと監視されていたとしても驚かないな。
そうすることによって、彼らはシンジに本当に家出したわけではないと知らせる必要があったんじゃないか。
あと、恐らく彼が帰ってきた理由の1つとして、人々が彼を承認してくれる唯一の方法であることに気づいて、決断したんじゃないかなあ。
でも明白なのは、たとえ出て行っても永遠に監視されるだろうから、彼は強制されていることになるね。
「ヤダー・・・・変態・・・・」
●トウジと相田が諜報部員と戦わなくて意気地なしだと言ったとき、クラスの女子が変なヤツとか(字幕版では)変態とか彼を呼ぶね。
これはあまりにも厳しくて、言いすぎだよ。
それとも私が何かを見逃してる?
「この2日間ほっつき歩いて気が晴れたかしら?」
●「この2日間ほっつき歩いて気が晴れたかしら?」って、いくらミサトでも冷たいよ。
「ねえ、大丈夫? 帰ったら何か話したいことある?」くらい言ってよ。
「人のことなんか関係ないでしょう?」
●ミサトはシンジに対する要求のことで、とても矛盾しているんじゃないかな。
例えば、誰かが言うことに盲目的に従うといっては彼を叱り、自分で選択して使徒と戦い続けたといって彼を叱る。
他の投稿者も指摘していたように、彼はこの後に絶望を感じてしまう。
このシーンでは彼は感情を隠して、唇を引き締めているようだが、本当に気分が悪くなってる。
●↑その点に関してだけど、ミサトは(無意識に)彼の選択を否認して、学習性無力感を強いている。
また、ネルフとしてこんなに大きな作戦なのに、その重要な人材に関して不注意なのはおかしい。
さらには、結局のところ人間のバカな手探り状態に常になってしまう。
いかにタイトルが洒落ていたとしてもだ。
スーツを脱げば、その下は誰もが同じ。
●↑そうなんだよ。
パイロットはとても稀だから、文字通り彼らの重要な人材であり、操縦ができるチルドレンを同定する膨大な調査が行われているはずなんだけどなあ。
ネルフの誰かが、彼が逃げても実は気にしていないと君が考えても無理はない。
●↑彼が本当に必要なのかという疑問に行き着くと思うよ。
みんな必要だと思ってるみたいだけど、そのように行動していない。
たぶんゲンドウだけが本当にそう思ってるんだけど、ゲンドウはシンジがどこにも行かないと思ってるのかもしれない。
逆に言えば、ネタバレを無視して、彼はこれからどうするつもりなのか?
彼の意志に反して、巨大戦争マシーンに彼を無理矢理乗せるの?
良い結末になるとはとても思えないね。
ある意味、もし彼が乗りたくないんだったら、無理強いはできないと思うけど。
「マルドゥック機関の報告によると、フォース・チルドレンはまだ見つかっていない」
●ゲンドウは、レイが初号機を操縦すると言ってる。
あと、「フォース・チルドレン」がまだ見つかっていないとも言ってる。
レイがチルドレンの1人で、シンジがサードだということは分かっている。
つまり、見つかっているけど、まだ登場していないということなんだよね。
●↑最悪のチルドレンだよ。
●↑そのチルドレンはベストなチルドレンだってば。
●↑ベストだね。
●↑チルドレンの趣味悪いよ。
「ワシがパチキかましたる!」
●細かいことだけど、トウジが苦しみから逃げる権利があり、エヴァンゲリオンを操縦する、あるいは操縦しないことによって誰かから悪口を言われる筋合いはないと言ったときに、シンジは感情が揺さぶられている。
シンジは自分1人だけが状況を理解していたのではなく、「自己中心的」ではなかったので、開放されたのだと考えざるを得ない。
「おかえりなさい」
●初見の感想:このエピソードは信じられないくらい力強かった。
終わった後、これでシリーズが終わっても構わないとさえ思ったよ。
メカものが一歩退いて、派手なロボット・アクションもなしに静かに主人公の不安とか心のもやもやなどに注目しているのを初めて観た。
伏線は信じられないほどうまく張ってある。
シンジの一部はエヴァに助けを求めているが、他の一部はそこから出たいと願っている。そういう衝動はお金に対するものと同じだと感じざるを得ない。
すごいパワーがあって、日本の声優がそれを支えている。
ミサトが彼を怒鳴ったとき、本当にそう感じたよ。
シンジは人々と親しくなりたいけどできないんだ。
なぜなら、彼は複雑な家庭環境の中で育てられたから。
でも。私がほとんどカウチからずり落ちそうになって拍手しちゃった最高の場面は、最後の鉄道のシーンだ。
シンジが「山嵐」だと気づいた、ミサトが車で乗り入れてきたとき、心臓をじかに叩かれたように感じたよ。
彼女は彼が永遠に去ってしまったと思ったんだけど、彼は単に待っていただけだったということが分かる。
アイコンタクト、ゆったりとした、長い沈黙によって、この2人のキャラクターが友人であることが分かるし、全てがとんでもなく輝いている。
シンジのような子供たちについてももちろんそうだ。
「ただいま」
「おかえりなさい」
ああ、続きが待ち遠しい!ぶっ続けで観ちゃおうか!
あと、パイロットは14歳でなくてはならず、実は4人目を探しているということなのかな?
ちょっと厭な予感。
●↑最後のミサトとシンジの長い沈黙が気に入ったのなら、もっと後のシーンのいくつかで君がどう感じるか聞きたいな。
この場面の背後にあるアイディアが好きだよ。
このエピソードにあるやつはちょっと長いと感じたんだけど、でもキャラクターがどう感じているかをとても力強く見せてくれると思う。
会話のないシーンなんだけど、会話のあるシーンよりももっとよくキャラクターについて語っているね。
●↑うん。
ドラマがまだ4話しか展開していないのに、このレベルの感想がもてるなら、荒っぽい車に乗ってる気分だよ。
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