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新世紀エヴァンゲリオン第16話:海外の反応「リツコとゲンドウはエヴァが何なのか知ってるね」

「シンジって何だか条件反射的に謝ってるように見えんのよね。人にしかられないようにさ。」

●私もこれ、後ろめたいな。
シンジはちょっと謝りすぎる。

●↑実際、シンジの変な癖のせいで「ごめんなさい」って日本語を覚えたよ。
でも本当に彼の性格に合ってるし、彼が今のところ選択している生き方なんだね。
彼はどんな対立も恐れていて、受け入れられたいんだね。
彼はなぜ父親から逃げ出したのだろう。
本当は父親が彼を捨てたのではないとすれば・・・。
しかも初めて彼は自分で行動することを決めたのに、変な使徒に飲みこまれちゃうし! 可哀想なシンジw


●「彼の生き方を容認するなんて、甘い!」——アスカとシンジは兄弟みたいだね。

「よう、葛城、酒の美味い店見つけたんだ。」

●「加持なんかとは何でもないわよ。」
大昔の電話のベルだね。 大爆笑。

●このエピソードは「死に至る病、そして」というタイトルなんだ・・・。
うわあ、すごい重いね。
ちゃんとしなきゃ。


●このエピソードのタイトルはキルケゴールの著作から取られてるね。
基本的に、有限部分の死(肉体の死)ではなく、無限部分の死(魂の死——絶望)を恐れろ。
真実の「死に至る病」は肉体ではなく魂の死なんだ。

来たらんとする苦痛が私には見える・・・
エピソードとしては、初号機はまた勝手に動いてしまうけど、ゲンドウは自分の息子を殺す(そして街全体と周辺地域を跡形もなく破壊する)という事実には全く関心がなくて、初号機を救う事だけが重要なんだね。
その間に、シンジは極端に精神的なトリップを経験するしね。

●↑キルケゴールはだいぶ前に読んだけど、苦痛と変化がこのエピソードでは密接に関連づけられているのはおもしろいね。
物事をありのままに受け止めるだけという意志がシンジに欠如している事は、苦痛に対する適切な盾(彼が子どもの時からずっと打ち立ててきたと我々が感じ取るもの)になったけど、善とともに来る苦痛と同じように、人生の本質的な無意味さを受け入れないことによって、彼は本当はまったく「生きてい」ない。
「流されること」は両親の影の中に捕われてしまうだけではなく、シンジは人生について意味ある決定をできないことを示している。
キルケゴールのようなキリスト教実存主義の一部は、無意味さに立ち向かうことに対する信仰であり、苦痛を受け入れ、慰めや意志の幻想に対する保証の欠如だ。
それから、今日起こった惨事を省みると、このシリーズがいかにフロイト的なものに満ちているかわかるね。
ユングの影の概念からすれば、使徒が影であるというのも納得できるし、シンジの自己のネガティブな概念がはっきりするね。

「はーい! ユー・アー・ナンバー・ワーン!」

●シンジが心から笑っているのって珍しいんじゃない。
待って。これ、「死亡フラグ」?
私、「四月は君の嘘」にたくさん死亡フラグがあって傷ついたんだよね。

「すごい、素晴らしい、強い、強すぎる!」

●ああ、すごい皮肉。
だんだん彼女のキャラクターに同調してきたよ。

●うわっ、アスカは本当に怒ってるね。
シンジはなぜか満足げで、シンクロ・テストで2人を負かすからね。
何かにつけてちょっとうぬぼれが強いという彼女の一般的な姿勢は、シンクロ・テストに負けた時に激怒に変わった。

●アスカはすごい嫉妬深いね。
アスカにもシンジにも、前回のキス実験は重大なダメージを与えたんだね。

「よし!」

●シンジはやっと自信を持つけど、バスの中の2人のチビに落ち込まされるね。
これ悲しいよ。
彼は他人が自分をどう思うか考えすぎるんだよ。
今のところ、正反対のアスカが好き。

「先行する1機を残りが援護。よろしい?」

●3体のエヴァが一緒に配置に着き、チームとして働いているのを見るのはいいと思うよ。
戦闘を見るのがもっと楽しくなるよ。

「こういうのは、成績優秀、勇猛果敢、シンクロ率ナンバー・ワンの殿方の仕事でしょう。」

●ああ、アスカ。
シンジがひどく自信過剰でも、「戦闘は殿方の仕事」って!
死亡フラグがぁぁぁ。

●シンジはついにアスカの皮肉に満ちた指摘を楽々と遂行し、一転して彼女がひどい女であることを明らかにしたね。
シンジ、ナイス!

「言ったでしょ、ミサトさん、『ユー・アー・ナンバー・ワン』って。」

●シンジが自信過剰なのは全然好きじゃないな。
もしそんな風に行動し続けたら、とてつもなく嫌な奴になっちゃうよ。
この経験がこの問題を解決してくれるといいなあ。

●↑でもエヴァ嫌いの人たちの声を聞いたことないの?
シンジは男らしくなる必要がある!
いつでもふさぎ込んでいるのをやめて、はじけてみなよ!

「ミサトさーん!」

●シンジがようやく自信を得たのに、奪われるのを見るのは苦しいね。
あと、使徒に飲みこまれて、誰もがどうしようもないと気づくときに彼が叫ぶ場面はとてもすごいね。

●↑彼らのシンクロ・レベルが、限定的にしか戦闘効果の増強に対応してないように見えるのはおもしろいね。
あるいは対応しているんだけど、使徒との戦闘があまりにも狂ってるから、私たちには見えていないだけなのかもね。

●↑ シンクロ率はエヴァとの接続レベルを数値化しているだけだよ。
自分で戦闘能力をもつ必要がある。

●↑たぶんそうだけど、違うかもね・・・・
冒頭の攻撃の間にアスカがおもしろいコメントをしていて、シンクロ・レベルのせいで、シンジ/初号機より速く走れる者はいないと言ってる(大声では言ってないけど、すごく示唆的だ)。
あるいは、先頭に立ちたくないために作ったアスカの言い訳だったのかもしれないね。

「まだ私の知らない秘密があるんだ。」

●いったいエヴァって何なの?
リツコがひどい決定をしなければならなくなって、それで彼女のことが嫌いになるなんて言うなよ。
ミサトはなんで全ての秘密からのけ者にされてんの?
彼女が秘密を解明したらどうなるの?

●↑もっと正確に言うと、なぜリツコとゲンドウはこのアニメにでてくる誰も知らないような事をたくさん知ってるのかということだよ。
ミサトは疑い始めたね。
でもミサトは質問し始めただけだし、まだ答えのようなものを得てないね。

●↑リツコは地位から言っても、秘密をもっていて当然だと思うよ。
ゲンドウも背後に隠しているんじゃないかな。
ミサトが質問や調査を始めても、彼らがミサトを排除しないでほしいと思うよ。
もうすぐそうなるかもしれないけど。

●↑一般的な感覚からすると、秘密は他の同僚やパイロットにとっては受け入れられないんじゃないの?
リツコは、レイやシンジが秘密を知ったら自分たちを許さないだろうと言った。
だから、ミサトや他の人たちも、ネルフの秘密を知ったら同じだろうね。
ネルフは、こうした「何も知らない」メンバーが働くのを拒否したら、立ち行かなくなって、使徒に勝てなくなり、人類補完計画を完遂できないよ。

●↑でも、それはまともで機能的な組織の振る舞いとはとても言えないよ。

「みんなそれぞれ違う碇シンジだけど、どれも本物の碇シンジさ。」

●ここから心理学パートが始まり、エヴァはこれで有名になった。
番組の第三幕の始まりだ。

●このエピソードでシンジの心の中に入るトリップが大好き。
各人に複数の碇シンジがいて、自分自身よりも彼らが自分を受け入れてくれることを気にかけていると語る場面は、私的にはかなりヒットだよ。

●シンジの内心の告白もすごいね。
私の意見ではレイほどじゃないけど、すごいと思うよ。
彼は傷つくことを恐れていて、誰を責めるべきか、自分自身か父かが分からない。
混乱しているし、自分に嘘をついていることも「知ってる」けど、それを認めたくない。「もう1人の自己」は彼に冷たいけど、彼に「本当のこと」を教える。
シンジはただそれを受け入れたくないんだ。

「楽しいことだけを数珠のように紡いで生きていられるはずがないんだよ。」

●あと、あの第2のシンジ・・・
彼はすべてが終わったらオリジナルに取って代わったのかな、それとも匂いが取れないと言ってるけど、「汚染された」のかな?

●↑電車の場面の間に出てくる幼いシンジのことだよね。
実はあれはレリエルだよ。
「取って代わる」がどういう意味か分からないけど。
シンジが言ってる匂いはLCLの匂いだよ。

●↑彼の第2の自己——幼い自己?
あれ使徒だったの?

●↑うん。
シリーズそのものの中では指摘されたことのないことなんだけど、幼いシンジのシャツの模様を見てごらん。
レリエルのように縞模様だよ。

●↑この使徒、すごい神だね。
もちろん、心を読めるか何かだよね。

「そうだ! この男は自分の妻を殺した疑いがある!」

●碇は自分の妻を殺しやがったのか?
こいつどうなってるの?

「あなたは人に褒められるりっぱな事をしたのよ。」

●お母さんの姿を見た後、シンジはすぐにミサトの姿を見る。
彼は親から受ける慰めの代わりのようなものとして、ミサトをゆっくりと受け入れているのかな。

「ここまでか。」

●シンジはエヴァの内部ですごい絶望しはじめるね。
彼の身になってみれば完全に理解できるね。
救援作戦はあまり救援になっていないし、初号機がほしいという理由しかないみたいだ。
そしてミサトはそのことを疑っている。

●シンジは死の直前に母の姿を見る。
また、ゲンドウが妻を殺したという主張もあったね。

●使徒の影から初号機が登場するところは私にとって今のところシリーズで最も印象的な場面の1つだよ。
エヴァは何らかの感覚を知覚でき、緊急の場合は明らかに自律して行動できると推測される。
ミサトはエヴァの背後には何か暗いものがあることを知っており、彼女の疑いが成長して、後の方で確実におもしろい場面があるのだろう。
ネルフはエヴァには暗い秘密があり、それが公表されるとまずいことになることを知ってるね。

「エヴァがただの第一使徒のコピーなんかじゃないのは分かる。」

●ミサトは、エヴァが最初の使徒、アダムのコピーではないと言っているが、エヴァが何らかの形で、アダムに由来していないとも言っていない。
どうやら、彼女は秘密を発見しつつあるんだね。
リツコとゲンドウはエヴァが何なのか知っていて、もしレイやシンジがエヴァが本当は何なのか知ったら、彼らに嫌われるだろうと明白に言っている。
あと、リツコはエヴァを創りだしたことを公然と後悔していて、これまでにないほど怖いと言っている。
しかも、彼女はエヴァは自分とゲンドウを嫌っていると考えている。
機体相互試験の間、彼女は零号機が自分を殺そうとしたと明らかに懸念していたけど、私は重要じゃないこととして見過ごしていたよ。
2話か3話前に、シンジの母親がこのシリーズの11年前に亡くなったという知識を得てから、今日ゲンドウが彼女を殺したというかなり強い疑いがあることを知った。
そしてシンジは母親の顔が思い出せない。
リツコの母の話と、彼女の脳のクローンがマギの脳だという話を聞いたのが3話以上前だった。

●↑心配しないで。
マギのハードウェアは実はリツコの母親の脳のクローンじゃないよ。
そう見えるだけ。


●「エヴァがただの第一使徒のコピーなんかじゃないのは分かる」というミサトの言葉を真実だとみなせば、最もあり得る理論は、エヴァが人間と使徒の混血(ネルフの下層で十字架にかけられているあれの下半身から創られたのかも)で、機械を移植されて、母親の「脳」とシンクロする人間のパイロットに操縦できるようになっていて、脳も移植されたものだということだね。
これが真実なら(この点で私は98%確実だと思っている)、エヴァが使徒から作られたという第2話のような話に由来する私の理論は、ほぼ正しいと言えるね。
私は今でもこの事を重要だとおもってるから、みんな、私からこれの考えを盗まないでね。

「でもネルフは使徒を全て倒したあとエヴァをどうするつもりなの?」

●あと、ミサトはとても良い点を突いている。
使徒が全て敗北したあと、ネルフはどうするつもりなのだろうと自問している。
たぶん、使徒はもっともな理由でネルフとエヴァを止めるために攻撃しているんだろうね?

●たぶん、だからこそ加持が彼らを調査する任務を負ってるんだよ。
だって、ゲンドウは最低野郎だし、その性格は変わらないからね。
たくさんの疑問が答えを待ってるし、その答えが何なのかがはっきりするのを待ってるのはつらいよ。

「レイやシンジ君がエヴァの秘密知ったら、許してもらえないでしょうね。」

●「レイやシンジ君がエヴァの秘密知ったら、許してもらえないでしょうね。」
ふむむ・・・・

●↑アスカはそれについてOKか、既に知っているということを意味しているのかな。

●アスカ、ツンデレをやめなよ。
心配だったんでしょ。
しかもそれが分かってるんでしょ。

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