海外の反応「ドイツ、イタリア、日本では第二次世界大戦の連合国と枢軸国のことを何と呼ぶの?」


ドイツ、イタリア、日本では第二次世界大戦の連合国と枢軸国のことを何と呼ぶのか話題になっていたので紹介します。

●(スレ主)
高校の歴史教師だよ。第二次世界大戦の授業で素晴らしい質問をした生徒がいるんだ。
前後関係:1942年までの同盟国図を見せていたんだ、連合と枢軸、シンプルだろ?
生徒の質問:ドイツ、イタリア、日本では同じように『連合』、自分達のことは『枢軸』って呼んでいるんですか?
自分の予想としては違うと見るけど、アメリカ、イギリス、ソ連間の同盟国のことは何て読んでいるんだろう?(それからカナダ、中国等他の国もだけど『三大国』にフォーカスするよ)
ぜび、前『枢軸』国で教育を受けた誰かからその名称を聞きたいな。


●大抵『die alliierten』と『die achsenmächte』だね、だからかなりの直訳だよ。

●↑ドイツ語の名詞は大文字からだけど、それ以外は正解だね。

●↑(スレ主)
返答ありがとう。ドイツではこのことが戦後での恥、もしくはナチスイデオロギーの完全否認に直結していると思う?
例えば、もしかぎ十字をかざせば法的に罰せられるドイツには、完全な表現の自由がないと思っている。

●↑Achsenmächte(枢軸国)は実はファシスト、厳密にはムッソリーニが思いついた宣伝文句だって知ってる?
1936年に彼は全世界を回すであろうローマとベルリン間の枢軸(より適切なのは車軸)について演説で発表したからね。
この比喩は後に日本を含むために拡張された。

●↑(スレ主)
ありがとう。1936年に協定が結ばれたのは知っていたけど、枢軸という単語がムッソリーニの演説から来たとは気づかなかったよ。
明確にしてくれてありがとう。


●恥とかとは関係ないと思うな。戦争で戦った同盟国2カ国の名前で、変える理由もないしね。
ドイツの学校に通った身としては、自分たちの歴史の授業は『正義』対『悪者』についてではなかったね。
歴史で何が起こったのかってことだった。

●↑もし本当に歴史の出来事についてなら、『正義』対『悪者』であるはずと言える。
だってそうでないなら、どちらが正しかったのかっていう議論はあるべきじゃないしね。

●↑歴史全般についてのつもりだったんだけどね、歴史上の衝突のほとんどは白対黒じゃなくてグレー対グレーだよ。
それにご心配なく、ホロコーストとその他ナチスによる犯罪は歴史の授業で細かくカバーされてるから。
でも戦前にヒトラーがヨーロッパ全域を征服する前に止められたはずの連合の落ち度も同じ。

●↑『ヒトラーがヨーロッパ全域を征服する前に止められたはず』
いい指摘だ。多くの西洋史、少なくとも自分が教えられた歴史(カナダで)では『我々対彼ら』だった。
高校でもユダヤ人難民を送り返したこと、イングランドがパレスチナに深く関与していたこと、もしくは自分たちが自国優先で盲目になってやったことは教えられなかった。

●↑その通り、ドイツの授業でホロコーストは大きなトピックになっているよ。
より物議を醸す疑問はそれがどのように教えられているか。本当に恥としての解釈はないの?

●↑自分の経験では、過去について罪悪感を持ったり恥じたりする代わりに将来への責任を教えられたよ。

●↑人がしたこと、当時軍が築いていた社会の影響をみんなが受けていたことに対する気付きと呼ぶかな。
極右は恥とかナショナルギルトとか言いたがるけど、本当にただ直結の先祖がしたことをはっきりと見ているだけだよ。


●『Die Allierten』(連合国)が一般的に使われているけど、たまに『West-Allierte』(西部連合、ソ連以外のみんな)とソ連と細分化されることもある。
理由は様々だけど主に別の思惑が考慮されているから。
ドイツでは連合という名称がいつも一般的なわけではないよ。年配だった教師は3人共連合を『Besatzungsmächte』(占領軍)や『Siegermächte』(勝利軍)と言っていた。古い教科書にもこれらが載っているよ。
『Achsenmächte』(枢軸)は全く別の話。誰も自分たちを枢軸とは呼ばない。ほとんどの人がWWIIを始めた国がドイツだってことすら言いたがらないよ。
何にせよWWII中のドイツが『ドイツ』や『枢軸』と言われることは稀。学校でもナチドイツ、国家社会主義、ヒトラードイツという言葉を使って、過去や犯罪と現代ドイツの間に距離を置くようにしている。

●↑興味深いね。自分たちの歴史ではそんなに明確な線引はしていないよ。
それにそういう話題が上がっても日常会話でしている人は思いつかない。


●イタリア人だよ。
枢軸は『L’Asse』(まんま枢軸)で連合は『l’Alleanza』か『gli Alleati』(連合か連合側の)。
実際のところ自分は枢軸を抜けて連合軍に参加したって教えられたよ。

●↑これの延長だけど、鋼鉄協約(Patto d’Acciaio)とも教えられた。それからもちろんローマ-東京-ベルリン枢軸(Asse Roma-Tokyo-Berlino)ともね。

●↑>自分は枢軸を抜けて連合軍に参加したって教えられたよ。
都合のいいタイミングにね。


●日本も同じ:連合軍(まんま『国際同盟』か『連合国』、『国際連合』等)と枢軸国(『国際枢軸』)。


●日本で名称はすでに誰かが言ったけど、日本では『第二次世界大戦』は大抵、1931年の日本満州侵略で始まった15年の戦争よりも重要度が低いとされている。
日本でよく1941-1945年が主要戦時として話されているのは、1941年以前の日本の中国への動き、同じく韓国、満州、台湾などの植民地国から注意をそらそうとしているからなんだ。

●↑(スレ主)
とても良い点をつくね。伝承ではWWIIの発端は1939年のポーランド侵略だけど、いつも生徒には1939年の日本の満州侵略で始まったと主張することもできると言っているよ。

●↑1931年が実質WWIIになることはないよ、戦闘は規模も範囲もより孤立していたんだ。
世界の軍事力が戦いに飛び込むと決めた時は、ポーランドがドイツに占領された時だったはずだからね。

https://www.reddit.com/652vjjより翻訳

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